玄関屋根の板金張替え
2024.11.01
金属の大敵は水分による錆びですが、屋根材として使われている場合、その劣化具合は気付きにくいものです。
こちらのお宅は天井にまで劣化が見受けられたために「雨漏りしてるだろうな」とは思われていたそうです。
天井材が染みたり傷んだりするだけなら、張り替えてしまえば良いのですが、私たちがいちばん心配するのは「柱が腐っていないか?」ということです。
さいわい柱の傷みは何とか大丈夫そうなので、今回は板金の張替えと天井の塗装を行います。今までの形状では、屋根本体が雨樋の溝になっていたため、捌けきらない雨水が板金を錆びさせていました。そこで今回は屋根本体には勾配をつけて、周囲の樋に雨水を落とす構造にしました。